女性看護師の出産前後の就業、妊娠中・産休・育児休暇の過ごしかた、職場復帰に向けた保育園・復職の準備、その後のキャリアアップについて実体験を元に掲載しています。

産休中・育休中はどんな情報を伝える?聞く??

産休・育休中との職場との関係

産休・育休中はこどものことで頭がいっぱい!でもちょっと病院や職場のことを思い出すと、寂しい疎外感も感じる時期。この期間、誰となにを連絡するのか、看護師の育休・産休の過ごしかたをまとめます。

産休・育休中のイベント

産休・育休中でも職場とコミュニケーションを!

個人情報を厳密に管理しているため、連絡手段が限られる看護師。一般企業でしたら個人一人ひとりにメールアドレスが設定されているので、気軽に連絡をとることができますが、看護師は基本電話となります。診察時間外や休憩時間など、上司の忙しくない時間帯を見計らって電話をかけます。
ではいったい、どんな情報を伝えるのか?以下にピックアップします。

  • 出産報告/本人とこどもの体調・こどもの体重や名前など(できれば当日、時間が微妙なら翌日とタイムリーさがベスト※体調次第)
  • 保育園の入所可否(認定なら12月初旬頃※入れなかった場合、無認可を探すor育休の園長なども合わせて)


また上司のプラーベートな携帯のアドレスを知っている場合、退院した、こどもの首が座った、寝返りをした、お座りができたなどのタイミングで近況を報告しましょう。自分だけでなく、病院側もあなたのいない環境に慣れてしまっています。こうしてコミュニケーションを図ることで(あ、あの子の復帰に合わせ、枠割り分担の調整を…)といった具合に、あなたの復帰しやすい環境が整います。
忙しそうだから気おくれしてしまったり、気を遣いすぎて面倒に感じるかもしれません。産後はホルモンバランスが不安定で、軽いうつ状態もめずらしくありません。自分のペースで良いので、軽い気持ちで伝えてみましょう。

仕事と育児を両立するために

住居の見直し

出産を控えると、住居を見直す機会になります。子育てしやすい環境か?資産を残すにはどうか、家族とどんな風に時間を過ごしたいか。育児しながら働くには、家と病院、保育園の場所が近いことが理想です。通勤時間がかからなければその分、からだへの負担が軽減するだけでなく、時短を利用せず報酬が安定します。発熱で呼び出されても半休で済みます。行事参加も同様、終了後に病院へ戻り保育をお願いすることだってできます。


保育園の決定

保育園の入所手続を行います。日本全国各自治体で時期が異なりますが、だいたい9月中旬に利用申込書が配布され、10月一日から受付が開始されます。ここから逆算すると保育園の情報収集や見学は8月中旬ごろまでに済まし、夫とどこが良いか下旬に決定する必要があります。
お勧めは去年の入所申込書を入手し、入所手続をシミレーションし、役所の窓口で1度チェックしてもらうことです。どの条件を譲歩すればより点数が高くなるのか。待機児童が多い地域では、必ずやって損のない方法です。
役所で手続きできる保育園には、公立と私立の2種類があります。私立は勉強や運動などによりチカラをいれているのが特徴です。中には働く親への負担を最小限に、運動会を天候に左右されない室内にするところがあります。また逆に、自然保育でのびのんび育てる園では‘どろんこ’とテーマに、おむつは布など家事が増えてしまうところもあります。そして公立と比較し、保育料のほかに必要な費用がかかるケースも少なくありません。
こどもの性格とどういった環境で育ててあげたいかのバランスが大切です。
保育園の入所可否は12月初旬頃に郵送で送られてきます。万が一内容が不承諾(入れない)だった場合、あらかじめ調べておいた無認可保育園の中から評判の良い園をあたります(直接受け付けが一般的なので、申し込みを兼ね見学するのが効率的)。入所手続をシミレーションでは、こういった無認可保育園となる確率を下調べするのにも役立ちます

復帰に伴うトラブル

復帰前に病院から職場変更や復帰の前倒し、パートタイムへの切り替えなど打診があったトラブルが増えています。‘マタハラ’や‘育休切り’という話が問題となり、違法がどうかあいまいなグレーな内容となってきました。
需要が多い看護師ですから、信頼できない場合は転職をするのも1つの選択。しかし専門家(労働局雇用均等室)に相談することもできます。雇用均等室は厚生労働省の組織で、働く看護師の強い味方。法律や制度の観点でトラブルを解決してくれます。
小さな病院やクリニックでは経営者の意識が乏しく、育休者の不利益な扱いに対する知識が不足しているケースもあります。相談は電話でも可能なので、腑に落ちないことがあったら問い合わせすることをお勧めします(労働力雇用均等室の各都道府県問い合わせ先)。
まずこのような話になった際、承諾の意思(サイン含む)やあいまいな返事はしないことです。「即答はできない、時間が欲しい。」と伝えましょう。

【地域と繋がりましょう】保育園のほぼ半分が医療従事者!?

復帰したら仕事、育児とゆっくりできません。週末もこどもと出かけたり、たまった洗濯と家事にも追われます。しかしこどもの成長に伴い、保育園行事やママ友の存在が欠かせなくなります。産休・育休中に積極的に外出し、交流を深めましょう。
外出する場所は、公共の子育て支援センターや通いたいと思っている保育園の解放の日がお勧め。同じぐらいのこどもを安心して遊ばせることができます。まだちいさく必要性を強く感じられなくとも、こどもは目で見て吸収しています。中には風邪など病気の感染を気にして控える人もいますが、突発性発心などちょっとの空気接触で感染する病気も多くあります。気兼ねせず、ママ自身のストレス発散も一緒に兼ねましょう。
また保育園に入所すると、同じ医療従事者の多いことに驚きます。看護師はもちろん、歯科衛生士、ドクターなど。前の職場で一緒だった先輩が、同じ園に通う先生のところで働いていたり。近くのさまざまな病院の内情を知れることもあります。ママ友の交流が、ちかい将来の仕事に繋がる可能性も秘めています。